光トポグラフィー検査 体験談

昨今流行り続ける 心の病
2015年の現在でも増え続ける一方です。

引用:平成25年 労働安全衛生調査(実態調査)厚生労働省
引用:平成25年 労働安全衛生調査(実態調査)厚生労働省

産業別にみると、
「情報通信業」が 28.5%と最も多くなっています。

そんなメンタルヘルスは
この「メンタル(精神・心)」というキーワードが
何か抽象的な表現をされるため
非常にややこしくなっています。

そんな折、題記
光トポグラフィー検査を知りました。

この検査は
少し誇張表現になるかもしれませんが、
心という抽象的な症状
物理的な症状として結果が得られる検査です。

日本ではまだ知名度の低い検査ですが
れっきとした正式な医療機関の検査です。

ここでは、その光トポグラフィー検査の体験談について
触れたいと思います。

同じような悩みを抱える方や
ご家族に同じような人がいる方の何かのお役に立てれば幸いです。

うつ病ってそもそも何?

普通●●の会話に出てくるこの「うつ(鬱)」。
日本には現在およそ100万人もの患者がいると言われています。

引用:厚生労働省

このうつ病は大きく3つに分類されています。
外因性あるいは身体因性
アルツハイマー型認知症のような脳の病気、甲状腺機能低下症のような体の病気、副腎皮質ステロイドなどの薬剤がうつ状態の原因となっている場合
内因性
典型的なうつ病であり、普通は抗うつ薬がよく効きく。治療しなくても一定期間内によくなるといわれている。
躁状態がある場合は、双極性障害
心因性あるいは性格環境因性
性格や環境がうつ状態に強く関係している場合です。抑うつ神経症(神経症性抑うつ)と呼ばれることもあり、環境の影響が強い場合は反応性うつ病という場合もある。

このような理由で、
普段の生活のエネルギーが総じて低くなり
重度の抑うつ状態である事を総じて「うつ病」と言われます。

こころの病は甘えなのか?

実体験者(兼 現在も治療中)である個人の意見で言えば
病気事態は甘えではありません。
が、
病気を治そうとする(または上手く病気と付き合おうとする)行動をしないのは甘えです。

ひどい、抑うつ気分が続いている方もいます。
一概には言えません。

が、ある程度自身で行動ができて
病気に向き合うことをしないのは甘えです。

ひどい時は
頭が働かず、人の話が理解できません。
人との会話が難しく言葉に詰まります。
夜も眠れず、
何もできない自分自身を殺したくなる気持ちもありました。

ですが、必ずその状態が和らぐ時がきます。
なぜなら、心の病だ、メンタルだと いっても

それは物理的な問題だからです。

うつ病は脳の病気(神経伝達物質の減少)です。

この神経伝達物質(ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリン)については
ここで詳細は触れません。(調査した後別記事に起こす予定です。)

ですが、上述したように

うつ病≠抽象的な病気 ではなく
うつ病=物理的な病気 です。

心の病に侵されている人の共通点とは

「精神を病んでいる」と言われる方にはある共通点があります。
上の神経伝達物質の話から逸脱し、少し抽象的になってしまいますが

「部屋の空気が澱んでいて生活習慣が悪い」

ということが挙げられます。
これは何かの集計結果ではありません。
個人的に
精神を病んだ経験のある、または病んでいる方とお話した際に
直接聞いたことです。

「空気が澱んでいる」とは
何も、空気清浄機を入れろ というわけではありません。

一概には言えませんが

まず、

日中カーテンは締まりっぱなし
空気の入れ替えをしない
モノが散乱している
外に出るのが億劫
カップラーメンなどインスタント食品ばかり取っている

などという
引きこもりの負要素が非常に多い点が挙げられます。

実は太陽光などには
上述した神経伝達物質のセロトニンの分泌を正常に保つ効果があります。
またセロトニンの分泌を促す食品などもあります。

一概には言えませんが

脳の病気だからといって
薬だけ飲んでも治りません。

あくまで薬は補助の役割なので
あとは自身の行動が不可欠です。

光トポグラフィー検査

さて、いよいよ本題です。
この光トポグラフィー検査とは何かというと
脳に専門の装置を付けて、血流の上昇、下降を見ることで病状を把握する検査です。
(2009年(平成21年)に、うつ症状の鑑別診断補助として、厚生労働省に先進医療として承認されました。)

大まかに以下のような診断方法です。
健常者
言葉を発する際に血流量が速やかに上昇する。
うつ病患者
血液量上昇がほとんど見られない。
統合失調症患者
血液量の不規則な上昇下降がみられる。
双極性障害患者
血液量のゆっくりとした上昇がみられる。

現在はまだ「鑑別診断補助」の位置づけで
診断結果は担当の精神科医へフィードバックされます。

つまりこの検査を受けるためには
担当医の紹介状が必要です。

私は、うつ病と診断され
治療しながら自身にできることを続けてきました。
そんな折、就業規則によりやむなく退職する際
お世話になっていた上司から教えて頂いたのがこの検査方法でした。
(上司の親が、同じような病で利用したとのことでした。)

少しでも、今の症状が速く改善されるならと思い
早速、担当医に相談し受診することになりました。

そこで受診した結果、
うつ病ではなく、双極性障害に該当する診断結果がでました

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この検査結果より、担当者と相談し
処方薬を変更していただいたことで

症状がだいぶ落ち着きました。
(※あくまで個人の体験談です。)

まず自分自身がどういう状態か

それを把握できたことが一番です。

原因がわかれば対処の使用があります。

個人的な意見ですが、例えば

「花粉症」だとわかったら
マスクを買うなり、薬を処方してもらうなりしてもらえばいいのです。

完治には時間がかかると言われています。
ネットで検索すれば、「治らない」などというキーワードも出てきます。

だったら

「絶対治す」だなんて思わずに
「病と上手く付き合っていく」と思えれば、できることはまだまだあります。

「光トポグラフィー検査」で検索すれば
実施している病院がみつかると思います。
※ご参考までに
【座間】光トポグラフィー検査
【新宿】光トポグラフィー検査

もし興味がありましたら、
受けてみるのも一つの選択だと思います。

長文読んで頂きありがとうございました!
何かのお役に立てたなら 非常に嬉しいです。

最後に
より多くの方にこういった検査の体験談を知って頂きたいので
画面下にあるSNS共有アイコンやはてなブックマークなどでブックマーク共有して頂けると幸いです。