2025年に送る クリスマスに相応しいメンタルヘルス──既婚子持ちパパへ

メンタルヘルス

クリスマスって、本来はあたたかい行事のはずなのに。なぜかパパの心だけ、年末進行のまま置き去りになることがあります。

街はキラキラ。子どもは浮き足立つ。家の中では「今年はどうする?」「プレゼント間に合う?」「ケーキ予約した?」が飛び交う。そこに仕事の締め、忘年会、年末調整、寒暖差、体力の底。うまくいく日もあるけど、正直、毎年どこかで息切れする。

僕自身、子どもが4歳になって、いよいよ“生活が回るかどうか”が現実味を帯びてきました。仕事を終えて家に帰ったら、洗い物。洗濯。ご飯の下準備。気づいたら、ほぼ毎日。やっているときは黙々とこなせるのに、ふと鏡に映った自分が疲れた顔をしていて「これ、ちゃんと休めてるのかな」と思う瞬間があります。

今日は「クリスマスに相応しいメンタルヘルス」という、ちょっと堅いタイトルにしました。ただ中身は難しい話じゃありません。既婚子持ちパパが年末の渦の中でも、心を削り切らないための、現実的な話です。


クリスマス前後に、パパの心が削れやすい理由

疲れの正体って、残業時間だけじゃ説明できないんですよね。むしろ「ホワイトに見える8時間」でも、帰宅したら何もする気が起きない日がある。あれは怠けじゃなくて、頭の中がずっと立ち仕事をしている感じに近い。

特にクリスマスは、見えないタスクが増えます。プレゼントを“決める”、手配する、隠す、当日を演出する。子どものテンションを受け止める。パートナーの期待値も無視できない。家計のこともちらつく。いわゆるメンタルの消耗が、薄く広く積み重なる時期です。

しかも厄介なのが、パパの頑張りは「やって当たり前」に溶けやすいところ。洗い物をしても、洗濯を回しても、誰かが怒って止めるわけじゃない。だからこそ、自分の中で“達成”になりにくい。雪かきみたいなものです。積もったら目立つのに、片付けたあとは何もなかった顔をされる。

「メンタルヘルス」は心の健康状態を指す言葉として説明されます。
引用:Wikipedia「メンタルヘルス」

心の健康って、特別な人の話じゃなくて、生活の歯車が少しずつ擦り減っていく話でもあります。クリスマスは、その擦り減りが表面化しやすい季節です。


最初にやってほしいのは「完璧なクリスマス」の解体

まず、これは言っておきたい。完璧なクリスマスって、たぶん存在しません。写真映えする部屋、豪華な料理、機嫌のいい家族、余裕のあるパパ。全部そろったら奇跡です。

4歳の子どもが覚えているのは、飾り付けの完成度よりも「パパが目を見て笑っていたか」だったりします。プレゼントの値段より、開ける瞬間に一緒に喜んでくれたか。そこに尽きる気がする。

だから、今年の合格ラインを先に決めるのが強いです。僕ならこうします。

家が散らかっていてもいい。料理が惣菜でもいい。プレゼントが一つでもいい。その代わり、当日の30分だけはスマホを置いて、子どもの時間にする。これで十分、クリスマスの記憶は作れます。

やることを増やして満足を追うより、やることを減らして“余白”を守る。クリスマスは、そのほうが似合う。


既婚子持ちパパのための「当日までのメンタル整備」

ここからは、頑張り過ぎないための実務です。大げさな自己啓発じゃなく、手元の生活に効くやつ。

1)頭の中のタスクを、いったん外に出す

クリスマス前って、仕事の締めと家庭の準備が同じ棚に積まれます。頭の中で同時に抱えると、メモリが足りなくなる。だから、紙でもスマホでもいいので、やることを一度だけ外に出します。

コツは、細かく書きすぎないこと。「ケーキ」「プレゼント」「洗濯」「翌週の会議」みたいに単語で十分です。これだけで脳が少し静かになります。脳内のタブを閉じる作業に近い。

2)パートナーと「役割」より「しんどさの共有」をする

役割分担の話になると、なぜか揉めやすい。どっちがやった、やってない、になるからだと思います。

それより先に、「今週きつい」「最近寝不足」「正直、余裕がない」と共有したほうが早い。言い方は短くていいです。弱音を吐くというより、状況報告。夫婦って、チームなので。

僕は家事の補助を毎日やっていても、たまに「やってるのに足りない感じ」が残ることがあります。たぶん、作業量の問題だけじゃなく、評価されない孤独みたいなものが混ざる。そこを言葉にできると、少し楽になります。

3)「回復」を予定として先に押さえる

パパの休憩って、放っておくと永遠に後回しになります。だから先に取る。10分でもいい。コンビニまで歩く、風呂で目を閉じる、車の中で深呼吸する。人に気を使わない時間を、短く確保します。

休むのが下手な人ほど、休みを「気分」に任せると取れません。予定にすると取れます。ここ、地味だけど差が出ます。


クリスマス当日、パパの心を守る「小さな儀式」

当日はバタつきます。4歳だと特に。朝からテンションが高い。開けた瞬間の顔を見たい気持ちもある。とはいえ、パパが消耗し切ると、せっかくの空気が荒れます。

おすすめの儀式は、シンプルです。

朝か昼に、パパが一度だけ外の空気を吸う。窓を開けるだけでもいい。寒い空気を吸うと、頭の熱が少し抜けます。ついでに肩を回す。息を長めに吐く。体が落ち着くと、家庭のイベントを“こなす”から“味わう”に戻せる。

それともう一つ。スマホを置く時間を先に決めます。ずっとじゃなくていい。30分だけでいい。その30分で、子どもの話をちゃんと聞く。笑う。写真を撮るならその時間にまとめて撮る。終わったらスマホをどこかに置いて、目線を戻す。

子どもは、親の“目線”に敏感です。目線がスマホに吸われていると、なぜか不機嫌になります。経験上、あれは本当。


年末のメンタルが危ないサインと、逃げ道

クリスマスが終わると、今度は年末年始が来ます。ここで一気に崩れる人もいます。疲れが溜まっているのに、イベントだけ続くから。

もし最近、寝ても回復しない。朝がしんどい。イライラが増えた。何をしても楽しくない。こういう状態が続いているなら、「気の持ちよう」で押し切らないでください。

バーンアウト(燃え尽き症候群)は、長期のストレスなどで心身が消耗し意欲が低下する状態として説明されます。
引用:Wikipedia「燃え尽き症候群」

頼れる先があることを知っておくだけでも、心は少し軽くなります。働く人向けの情報なら、厚労省の「こころの耳」が分かりやすいです。
厚労省:こころの耳(働く人のメンタルヘルス)

パパって、相談が遅れがちです。「家族を守る側」だと思っているから。けれど、守る側が倒れたら、家の屋根が落ちます。そこは割り切ったほうがいい。


4歳のクリスマスは、たぶん一回きりの温度で来る

4歳って、サンタを半分信じて、半分疑っている年頃です。信じたい気持ちが勝っている。だからこそ可愛い。

その年のクリスマスは、たぶん思っているより貴重です。プレゼントが何だったかより、「一緒に開けた」「笑った」「抱っこされた」みたいな体験が残る。僕はそう思っています。

仕事と家事を毎日回していると、イベントは“追加タスク”に見えます。分かります。けれど、クリスマスはタスクというより、家族の空気を一回だけ温める日でもあります。

完璧を目指さなくていい。部屋が散らかっていても、料理が手抜きでも、心はちゃんと届く。パパが潰れない形で、今年のクリスマスを迎えられたら、それがいちばん相応しいメンタルヘルスだと思います。

まずは今夜、深呼吸をひとつ。吐くほうを長めに。そこからで十分です。

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