「普通の人」の対義語で使われる「変人」または「奇人」について
面白いテーマなので考察したいと思う。
変人、奇人とは?
wiki:変人とは?奇人とは?
変人とは?、奇人とは?
性質や行動が普通の人とは違っている人のこと。変わり者。
とある。
まず用語の意味としては
変人 = 奇人
らしい。
だが変わっているという意味の「変」という漢字に対して「奇」とは
「奇」コトバンク
不可思議なものを指す意味もある。
つまり
変わっている人=変人
奇怪な人、不思議な人=奇人
ということなのだろう。
「不思議」と「変わっている」という言葉の意味の違いは
正直めんどくさいので、専門学者へ解説をお任せする。
ここで一つ疑問がある。
上の普通の人とは違っている人とはいったい誰が決めることなのだろう?
変わっていると言われるこの部分は統計学者が頭を悩ますところではないのだろうか?
適当にいってみた。
要は、客観的に大多数の人から変わっていると認められることが
変人・奇人への道のりだと推測しよう。
だが、
歴代の変人、奇人の称号を得た人物たちは
果たして自ら進んで、称号獲得を目指したことなのだろうか?
答えは否である。
その行いの善悪、良し悪しは置いておいて
変人、奇人の称号獲得者は自らの行いが変わっていたり、奇怪だとは微塵も思っていないのではないだろうか?
つまり評価されようと目指すものではなく
自然に環境が押し挙げる自然の摂理のようなものなのだろう。
まるで森林の中に生える、一際目立った枯れ木なのかもしれないし、神樹なのかもしれない。
普通の人とは?
それでは「普通」の人とはどういった人を指すのだろうか?
上に習って言ってしまえば
客観的に大多数の人から普通であると認められることが
必須条件となる。
ここでもまた一つ疑問が湧く
果たして普通の人は自ら進んで、普通を目指したことなのだろうか?
こちらも答えは否である。
昨今、普通の人=つまらない人
とされる風潮がある。
普通では面白くないからと、普通ではない事をやろうと
普通の人が頑張ることは、普通の事のようにさえ思う。
これほど痛々しいことはない。
では逆に変・奇人から見て
普通の人は
どう映るのだろうか?
ここは一概には言えないが
変・奇人から見て普通の人は、変・奇人に見えるのではないだろうか?
普通の人から見た変人は、
変人から見れば普通の人で
変人から見た普通の人は変人であり
普通の人からみた普通の人はやっぱり普通の人なのだ
それでは最後にこの「普通」とはなんなのか?
wiki:普通とは?
特筆すべき属性を持たない状態のこと。「特別」「専門」と対比される概念である。
とある。
現代社会における普通とは
周りの社会環境に
なに不自由なく、不足なく、完璧に同調していることを指す。
と筆者は考える。
だが、こんな人
地球上に存在するのだろうか?
得てして、
出る杭は打たれ
社会のバッシングを受ける人は途絶えない
だが、
バッシングを受けないからといって完璧に同調している人など
いない。
と思う。
普通を言い換えれば 平々凡々
変・奇人を部分的に見れば非凡
確かに、競争意識下の中では
突出した能力があるものを変・奇人ないし天賦の才=天才と呼ぶのかもしれない。
変・奇人が生まれるのは
世界の中の
社会生活の中でまれに起きる
異常で通常な自然の摂理なのかもしれない。
▼ 読んでみて、とても面白かったので共有する。歴代の変人について面白く描かれている。
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