無料(タダ)ほど怖いものはない
現資本主義経済において
物々交換の手段と成り得るものは
国が発行する紙幣
つまり金(カネ)です。
飛躍して言ってしまえば
命すら買えてしまうのは本当です。
(病に伏した時に、最新の医療を受けられるかは
金が大きく関わっています。病室の部屋一つとってもそうです。)
そんな金が重きを置く、資本主義経済の中で
今、なぜ、こんなにも「無料」のものが蔓延っているのでしょうか?
日本にはこんな言葉があります。
安物買いの銭失い。
これは安物を買ったら、物持ちや品質が悪く
結局頻繁に買い替えたり、またはそもそも不要になってしまうことから来ています。
そしてもう一つこんな言葉もあります。
タダ(無料)ほど怖い物はない。
このタダというキーワードについて
今回は考察して行きたいと思います。
タダの理由を考える
厳密に言ってしまえば、完全にタダのものなど
存在しえません。
もし存在しえるのだとしたら、
無償で活動できる有能力者、またはその団体の活動が絡んでいます。
具体的な例は世の中に様々あります。
昨今ブロガーの中で流行っているWordPress(wiki)も
これに該当します。
このオープンソース開発成果物というのは
意識の高い有能な方々が、無償(自己研鑽や、良い人脈形成はここでは置いておきます。)で奉仕しています。
私自身もその恩恵に預かっている一人です。
こういったケースは
無償で能力提供をしている方々にも
お金以外の
というより
お金以上の対価を得ています。(想像すればそれが最終的には金銭と成ってくることもここでは置いておきます。)
そういった意味で
Win-Win(wiki)の関係が成り立っているのは
言うまでもありません。
また最近では、寄付という形で人の慈善心に問いかける手法も取られています。
その物(モノ)ができるまでにかかる
コスト(人的資源、時間 etc)を考えれば、
世の中に完全にタダ(無料)の物など、存在し得ないのです。
お金の代わりに失っているもの
それではこのタダというものについて
具体的な例を挙げてみたいと思います。
昨今流行っているパ○ドラ
について考えてみます。
ガチャシステムによる射幸性については
すでにいろんな話題がネット上に溢れていますので
ここでは触れません。
このゲーム
もちろん筆者も楽しませて貰っている上で、事例にあげました。
すごくよくできたゲームシステムだと思います。
特に、人の生活習慣に根付きやすいゲームシステムには脱帽します。
毎日ログインによる特典ボーナス
日ごとに代わる曜日ダンジョン
時間限定のゲリラ特別ダンジョン
コレクター収集心をそそる、キャラクターイラスト
初見ユーザが参画しやすいゲームシステム
この手法を真似て、いろんなアプリが巷にゴロゴロ溢れています。
はっきり言って、楽しめればそれでかまいません。
無課金などといわれる誰が与えたか分からない称号を誇示し
頑なに金を使わず遊ぶ姿勢を崩さない方もいます。
もちろん、それは当人の自由です。
間違ってはいません。
ですが、ここで一つ
お金をかけないで遊んでいるのは
いいことだと切に思います。
ですが、何も対価を払っていないで
無自覚のまま遊んでいるのは
かなり危険です。
これがお金のあまりない、学生などならまだいいでしょう。
しかし、大の大人が学生と同等であれば、話は違います。
それではお金の代わりに失っているものはなにか?
それは時間です。
そもそも、この無料ゲームはどうやって成り立っているのでしょう?
作り手のことを意識している方がどれほどいるでしょうか?
毎日更新される情報は
情報の書き手が存在します。
モンスターやダンジョン構成を手掛けたイラストレーター、プログラマ
大量アクセスに対応するためにサーバー保守メンテ要員や、それに付随するインフラ関係の働き手もいらっしゃるでしょう。
宣伝、広報担当の方もいらっしゃいます。
多くの働き手の成果物が、そのゲームです。
金を払わないのを、まるで誇りに思うということは
そもそもお門違いなのです。
タダで遊ばせてもらっているのです。
それで知人に紹介すれば
知人がお金を払っているのかもしれません。
あなたが広報媒体となって宣伝しているのです。
そこで友人ないし知人、またはその知人(つまり見知らぬ人)が
お金を払って初めてWin-Winが成り立ちます。
お金を払わないとはつまり
それと同程度ないし、それ以上の対価を払っているということを忘れないでください。
昨今、情報を抜き取られるなど、
無料の中には危ないアプリもあります。
タダ(無料)ほど怖い物はない。
ということを常に念頭においておくといいかもしれません。
最後に、
こういった個人で情報を発信するブログ活動を続けるのも
タダではありません。
サーバー管理代や、情報収集、執筆にかかる労力 etc
今ははっきり言って無償でやっているようなものです。
もし、共感いただけることが
少しでもありましたら、
SNSでの拡散ないし、本サイト内のアマゾンでの商品購買をご検討下さい。
私自身、良質な情報をお届けできるよう尽力致します。
▼ 人が購買に踏み切る心理などがさまざまな研究を事例に書かれています。
一読の価値があります。
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▼ もはや説明不要の名作
なんか、鼻と顎が尖った登場人物が「ざわざわ・・」言う漫画、、、と思うなかれ
ここには、金銭に絡む人間の心理が巧妙に、面白おかしく描かれています。
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