冬って、カビの季節じゃないと思っていました。
寒いし、空気は乾くし。むしろ夏の敵だろう、と。ところが実際は、冬にも普通にやられます。というか、冬のカビは気づきにくい場所で静かに増えるので、後が重い。
僕は一度、クローゼットをカビだらけにして、購入衣服の総額が200万円を超える分をゴミに捨てたことがあります。袋に詰めながら、なんとも言えない苦さが残りました。怒りと後悔と、「なんで気づかなかったんだろう」が混ざった感じ。以来、家のカビ対策はずっと悩みの種です。
ただ、ひとつ救いもあります。Amazonで探す
冬は、やり方さえ間違えなければ、カビ対策を一気に進めやすい季節です。乾いた外気を使って、家の中の湿気を抜きやすいから。
冬のカビの主犯は「結露」と「閉め切り」
カビが好むのは、ざっくり言うと湿気と栄養と動かない空気です。ホコリ、皮脂、石けんカス、食べカス。カビにとってはごちそうになります。
冬に厄介なのは、部屋が乾いているようで、局所的に湿っていることです。
窓、壁の角、家具の裏、クローゼットの奥。暖房で室内が暖かくなり、外は冷える。その温度差で水分が出る。結露です。
目安としては、室内の湿度を60%未満、できれば50%前後に寄せると、カビの勢いを抑えやすくなります。まずは湿度計があると話が早いです。体感は当てになりません。
湿度計(Amazon検索):Amazonで探す
まずやることは「敵の地図を作る」
カビ対策って、気合で掃除しても再発すると心が折れます。だから順番を変えます。
最初の一手は、家の中で湿度が溜まる場所を見つけること。台所、お風呂、クローゼット、下駄箱。この4つは、だいたい裏切りません。
湿度計を置けるなら、2〜3日だけでも置いてみてください。数値が高い場所は、そこが“培養室”になっています。
台所のカビ対策:水回りは「乾かす」が最強
台所のカビは、シンク周りだけではありません。スポンジ、ふきん、排水口、シンク下。見えないところほど増えます。
今日から効くコツ
・スポンジは使い終わったら水気を絞って立てる(置きっぱなしが一番ダメです)
・ふきんは濡れたままにしない。可能ならキッチンペーパー運用に寄せると楽になります
・排水口は「ヌメリが出てから」ではなく、週1で先に落とす
排水口ブラシ:Amazonで探す
キッチンの除菌は、アルコールが使いやすい場面が多いです(素材によっては注意)。
アルコール除菌スプレー:Amazonで探す
カビというより「ヌメリが温床」になって広がるので、ヌメリが出る前に一回潰す。これが台所は効きます。
お風呂のカビ対策:冬こそ「浴室を乾かす儀式」
お風呂はカビの本拠地です。暖かい、湿っている、石けんカスもある。完璧すぎる環境。
大事なのは、入浴後の数分です。
「カビ取り剤で倒す」より前に、「育てない」を作るほうが結局ラクになります。
入浴後の3分で差がつく流れ
1)壁と床の水滴を、スクイージー(ワイパー)かタオルでざっと落とす
2)換気扇をしっかり回す(可能なら数時間)
3)浴室内が乾くまで、できるだけ湿気を滞留させない
スクイージー お風呂
すでに黒カビが出ているなら、塩素系のカビ取り剤が強いです。ただし換気と手袋は必須。酸性の洗剤と混ぜない。ここだけは本当に気をつけてください。
カビ取り剤:カビ取り 塩素系
予防寄りで効くのが「防カビくん煙剤」系です。完全にゼロにはならないけれど、黒カビの立ち上がりが遅くなる家は多い印象です。
防カビ くん煙剤:防カビ くん煙剤 お風呂
クローゼットのカビ対策:衣類のカビは「空気が止まる」と発生する
僕が一番怖いのが、ここです。服は高い。思い出もある。捨てるときのダメージが大きい。だからクローゼットは、対策を“仕組み化”したほうがいい。
クローゼットのカビは、だいたい次のどれかです。
壁に近すぎる、詰めすぎ、濡れた服を入れた、湿気が逃げない。
クローゼットは「5cmの余白」が命
服をぎゅうぎゅうにすると空気が動きません。空気が動かないと、湿気が逃げない。湿気が逃げないと、カビが勝ちます。
だからまず、服と服の間に少し隙間。壁との距離も数cmでいいので取る。これだけで変わります。
除湿剤は「置けば安心」じゃない
置くのは大事です。ただ、交換しないと意味が薄い。湿気を吸い切った除湿剤は、ただの置物になります。
クローゼット用除湿剤:クローゼット 除湿剤
さらに強いのは、サーキュレーターで空気を回すことです。クローゼットの扉を開けて10分回すだけでも、嫌な湿り気が抜けます。
サーキュレーター:サーキュレーター
衣類を守る小さなルール
・一度着た服は、すぐ収納せず半日だけ外気に触れさせる
・クリーニングのビニールは外す(湿気がこもりやすい)
・季節物は詰め込まず、上段・奥ほど「空気が死ぬ」と思っておく
僕はこのルールを破った年に、まとめてやられました。あれは本当に悔しい。もう一回やるのは嫌です。
下駄箱のカビ対策:靴は「乾いてるようで乾いてない」
下駄箱は、湿気と臭いが溜まりやすい。靴が湿っていると、箱の中が小さな温室になります。
効きやすい対策
・履いた靴はすぐしまわず、玄関で少し乾かす
・下駄箱は詰めすぎない(ここも空気の通り道)
・除湿剤や炭系を入れておく
下駄箱用除湿剤:下駄箱 除湿剤
消臭・調湿 炭:炭 消臭 下駄箱
靴そのものを乾かすなら、靴乾燥機があると冬は楽です。雨の日の翌日に効きます。
靴乾燥機:靴 乾燥機
冬の「最新寄り」対策は、結局“見える化”と“自動化”
ここ数年で楽になったのは、湿度が見えることと、除湿が機械で回せることです。気合じゃなく仕組み。
特に冬は、除湿機のタイプ選びで体感が変わります。
寒い時期は、コンプレッサー式が性能を出しにくい環境もあるので、室温が低い家だとデシカント式(ゼオライト式)が使いやすい場合があります(電気代や発熱もあるので、生活に合わせて選ぶのが現実的)。
除湿機:除湿機 デシカント式
湿度計と除湿機をセットで使うと、「今日はここが危ない」が読めるようになります。家の癖が分かってくる。これが強い。
冬のカビ撃退 7日リセット(やり切れるサイズ)
全部を一日でやると疲れます。だから分けたほうが勝ちです。
湿度計を置いて、危険地帯を知る(台所・浴室・クローゼット・下駄箱のどれか)
浴室:カビ取り+入浴後の乾燥ルールを作る
台所:排水口・スポンジ・ふきんの運用を変える
クローゼット:詰め込みをほどき、除湿剤を設置して交換日を決める
下駄箱:靴を乾かす導線を作り、除湿剤を入れる
窓・壁:結露しやすい場所を拭く(家具裏も一回チェック)
仕上げ:サーキュレーターで空気を回し、湿度が高い場所の“クセ”を覚える
どうにもならないカビは、プロに頼るのも手
広範囲のカビ、臭いが取れない、壁紙の裏まで疑わしい。こういう場合は無理に一人で戦わないほうがいいです。カビは根が深いと、本当に深い。時間も体力も持っていかれます。
僕は衣類を200万円ぶん捨てた経験があるからこそ、言い切れます。。
守るべきものがあるなら、早めの対策のほうが安いです。精神的にも。
おすすめ掃除グッズ(まとめて探したい人向け)
最後に、よく使う系をまとめます。必要なものだけ拾ってください。
・マイクロファイバークロス(拭き上げが速い)
・ゴム手袋(塩素系を使うなら必須)
・カビ取り(塩素系)
・防カビくん煙剤
・クローゼット除湿剤
・サーキュレーター
・除湿機(冬向けを探すならデシカント式も候補)
この寒い時期を逃すな ─ 冬に撃退する自宅のカビ
ライフスタイル
コメント