【免責事項】本記事は、公開情報をもとにした個人的なメモ・シミュレーションの共有であり、特定銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。記載内容に基づいて行われた一切の投資判断・取引・損益について、当サイトおよび筆者は一切の責任を負いません。空売りや信用取引は元本超の損失リスクを含みます。必ずご自身の判断と自己責任にて、利用中の証券会社のルール・最新の開示情報を確認のうえでご判断ください。

2025/11/21(金)メドレー(4480)空売り「一本化プラン」メモ(シミュレーション)

本日 11/21(金)に日本株を空売りするケースを想定し、信用余力 100 万円・ほぼフルベット前提で 1 銘柄に絞ったシミュレーションをまとめたものです。

繰り返しますが、これはあくまで個人的な勉強用メモであり、実際の売買を推奨する意図はありません。


本日の一本化候補:メドレー(4480)

候補とした理由(ざっくり)

  • SBI「トレードチャンス・夕刊 11/20」売りシグナル TOP5のうち、
    メドレー(4480)が2 位で、10勝2敗(勝率約 83%)、5営業日後平均 -7.4%という統計。
    参考:SBI Alpaca Tech(夕刊 11/20 売りシグナル)
  • 11/20 終値は 2,680円(+2.0%) と、いったん上昇したところから売りシグナル点灯=「上がったところからの戻り売り」パターン
  • 信用取引は貸借銘柄で空売りしやすいうえ、
    信用残(11/14 時点)は以下の通り:

    • 信用売残:348,200株
    • 信用買残:944,300株
    • 信用倍率:2.71倍

    参考:Kabutan メドレー(4480)

  • 機関投資家の空売り残高がそれなりの規模で入っている:
    • Barclays Capital Securities:4.46%(1,461,880株, 11/18 時点)
    • Goldman Sachs:2.98%(977,203株, 11/18 時点)

    発行株数 32,738,600 株に対し、この 2 社だけで約7.4%空売りが入っている計算。
    参考:karauri.net メドレー空売り情報

統計上の勝率・平均下落率、貸借銘柄である点、機関の空売り残などが一応揃っているため、シミュレーション上は本日 4480 メドレー 1 本に絞る前提で組んでいます。


前提データ(11/20 引けベース)

株価・出来高(11/20)

  • 前日終値:2,627円
  • 始値:2,681円
  • 高値:2,704円
  • 安値:2,663円
  • 終値:2,680円(+2.02%)
  • VWAP:2,678.11円
  • 出来高:402,600株

出典:Kabutan(メドレー 4480)

トレードチャンス統計(売りシグナル)

  • シグナル回数:過去1年で 12回
  • 成功:10回(勝率 83.3%
  • 5営業日後平均:−7.4%

出典:SBI Alpaca Tech トレードチャンス 夕刊

信用データ(11/14 時点)

  • 信用売残:348,200株
  • 信用買残:944,300株
  • 信用倍率:2.71倍

出典:Kabutan

機関の空売り(直近)

  • Barclays:4.46%(1,461,880株, 11/18)
  • Goldman Sachs:2.98%(977,203株, 11/18)
  • 上記 2 社合計で約7.4%空売り(その他にも野村などが出入りとの情報)。

出典:karauri.net


建玉サイズ(信用余力 100 万円フルベット想定)

前提

  • 「信用余力 100 万円」を、概算の建玉額(株価×株数)の上限目安として考える。
  • メドレー 1単元=100株。

1単元あたりの金額

  • 100株 × 2,680円 ≒ 268,000円

フルベットに近づける株数の例

  • 3単元(300株):約 804,000円
  • 4単元(400株):約 1,072,000円 → 100 万円をオーバー

よって、シミュレーション上の現実的なラインとしては300株(3単元)を想定しています。
(実際の余力の定義や担保計算は証券会社によって違うため、現物資産や担保掛目も含めてご自身で確認が必要です)

建玉イメージ:メドレー(4480) 300株 空売り


11/21 の IN タイミング(ルール案)

1)寄り付き直後は「見送り」が前提

  • 9:00〜9:05 は方向感が見えるまで原則ノーエントリー
  • トレードチャンスのシグナルは「パターン発生」の情報であって、寄り成り即 IN だとダマシを受ける可能性が高いため。

2)ベースとなる「売りたいゾーン」

前日の価格帯(11/20)

  • 終値:2,680円
  • 高値:2,704円
  • VWAP:2,678円

このあたりを基準に、寄り〜前場の値動きに対して条件を満たしたらエントリーという形でルールを置いています。

条件 A:上に行けず失速するパターン

  1. 寄り付き後、2,700〜2,720円あたりまでジリ上げ or ギャップアップ。
  2. しかし2,720円を明確に超えられないまま、5分足ベースで高値を切り下げ始める。
  3. 当日 VWAP を上から下に割り込み、かつ2,680円(前日終値)も割れてくる

このような形が出た場合に、
2,670〜2,660円割れ付近で 300株 空売りエントリーというイメージです。


3)ギャップダウンした場合の代替ルール

条件 B:弱く寄り付いたパターン

  • 寄りからいきなり2,650円を大きく下回るようなギャップダウンとなった場合は、まず即エントリーは見送り
  • 一度2,650〜2,680円近辺までの戻り(戻り高値)を待つ。
  • 5分足で戻り高値を切り下げる形が出てから、
    • 戻り天井の−5〜−10円あたりでエントリー。

    例:戻り高値が 2,670円 → そこから再下落して2,660円割れで空売りといったイメージ。


逆指値(ロスカット)と利確ライン(シナリオ)

逆指値(ロスカット)

  • 基準:前日高値2,704円 × 1.006 ≒ 2,720円
  • → 機械的に逆指値:2,720円に置くシナリオ。

300株の場合の最大想定損失イメージ

  • エントリー価格を仮に2,665円とすると、
  • ロスカット:2,720円
  • 1株あたり 55円 逆行 → 300株で約 16,500円の損失。

実際には板の厚みやスリッページによって前後するため、「この程度までのリスクは許容か?」をあらかじめ自分で決めておく必要があります。


利確(2段階イメージ)

トレードチャンス統計では、
5営業日後平均:−7.4%(2,680円ベースならおよそ2,482円)というデータ。

利確①(T1:1/3利確)

  • 目安:前日終値から−3.7%(5日後平均 −7.4% の半分)
  • 2,680円 × (1 − 0.037) ≒ 2,581円(計算上 2,580.8)
  • 2,580円台に到達したら 100株 利確というイメージ。
  • 利確後は、残り 200株のストップを建値(エントリー価格)まで引き上げ、「残り玉では損失を出さない」状態にする想定。

利確②(T2:残り全利確)

  • 目安:前日終値から−7.4%近辺。
  • 2,680円 × (1 − 0.074) ≒ 2,482円
  • 2,480円前後で残り 200株を利確というシナリオ。

あくまで統計平均を基準にした“イメージ”であり、当日の地合い・板状況・ニュース等で調整が必要です。


数字だけもう一度まとめ

銘柄情報

  • 銘柄:メドレー(4480)空売り
  • 前日終値:2,680円(11/20)
  • 統計(SBI トレードチャンス売りシグナル):
    • 10勝2敗/勝率 83.3%
    • 5日後平均:−7.4%
  • 信用残(11/14):
    • 売り:348,200株
    • 買い:944,300株
    • 信用倍率:2.71倍
  • 機関空売り(11/18 など):
    • Barclays:4.46%(1,461,880株)
    • Goldman:2.98%(977,203株)

シミュレーション建玉案

  • 株数:300株(3単元)
  • エントリー目安:2,670〜2,660円(条件 A / B を満たしたタイミング)
  • 逆指値:2,720円
  • 利確①(T1):2,580円台で 100株
  • 利確②(T2):2,480円前後で残り 200株

リスク・注意点(重要)

  • 空売り+フルベットに近いポジションは、プロでも一般には避けるレベルのリスクテイクです。
  • ここに書かれているのは、
    SBI の統計シグナルと公開データを使ったシミュレーション例」であって、
    読者に特定の取引をすすめる投資助言ではありません
  • 実際に発注する前には、必ずご自身で:
    • 利用している証券会社での信用売り在庫の有無
    • 売買停止・売禁・増し担保などの規制状況
    • 逆日歩(品貸料)のリスク

    を確認する必要があります。

  • また、突発ニュース・地合い急変などにより、過去統計どおりに動く保証は一切ありません。

参考リンク

繰り返しになりますが、本記事は個人的な検討メモを整理したものであり、ここに書かれたとおりに売買することを推奨するものではありません。投資は必ず自己責任でお願いいたします。