ドコモショップでお客に向けたセールス戦略のメモが話題になっている。
メモの内容を要約すると
親に金払ってもらっている、金に無頓着な客だからオプションバンバンつけてね♪
的な発想である。
Twitterで話題になり、
該当のNTTドコモからの公式謝罪とドコモショップ市川インター店(兼松コミュニケーションズ)の該当店舗は研修期間という事で休業に入った。
このニュース、誰もが気付くであろう営業ノルマという存在。
確かに消費者目線で言えば、あんなメモ(まず心で思っていても文字に起こして渡さない)
ふざけんな!になるのは当然であるが
果たして、本当にそれは悪いことだったのか? 考えてみた。
営業ノルマがある = ●●●●
サービス、小売り、モノを売ってお金をもらうおおよその職種には営業ノルマが存在する。
最近ではかんぽ生命なる保険が、何もわからない年配に、二重支払い契約を結んだり、
掛け金が保険金を上回る、最早詐欺といわれても過言ではないことまでやっていた。
タダで良いもの!安くて良いもの!の風潮に煽られ
価格競争した挙句、最後は自分達の首を絞めているのが 残念ながら私たち
モノが売れなくなってきている、また潜在顧客数が明らかに減っていくとなれば
ノルマ達成のために手段を選ばないこともあるのかもしれないし、実際にあるのだろう。
極論、仕事のために人を殺しました。
なんていうめちゃくちゃな理論が上がってもおかしくない。(突飛しているが)
消費者側はそんな裏事情なんかぶっちゃけ知らん!という人がほとんどだろう。
だからこそ、「売り方は営業ノルマがある」という事実を頭の片隅において
消費者側も気を付けながら買う必要がある。
お客は神!にはそれなりの対価を払う必要がある
残念ながら無料で使用しているのにも関わらず、講釈垂れて文句を言うクレーマーが増えていると聞く。
無料の価値が上がりすぎて、モノが売れないからサブスクなんてものを取り入れる必要が出てきた。
サブスクとは月額課金制などのいわゆる定額サービス。要はいかに消費者の習慣に根付かせて継続的にお金を頂くかのシステムである。
小売り業などでは お・も・て・な・し などと言われ、接客に対する姿勢の高さを追及されている。
海外に行ってみればわかるがファーストフード店、コンビニなどの接客レベルは日本が群を抜いている。
というかぶっちゃけ迎合しすぎ。サービス過多である。
私は神である!という態度をとるにはそれなりの対価が必要なのは世界で見ても明らか。
だからチップをくれないケチい客が来たと向こうは平気で言う。
結局このケースでは何がダメだったのか?
結論から言えば、メモに残す内容とそのメモの扱い 細かい事は多々あれど
情報の扱いが雑。という事が上げられる。
こんな調子では、むかつく客の電話番号横流しました♪なんていう
バイトテロなど起きても不思議ではない。
顧客情報の秘密保持契約はもちろんのころだが、
そもそもメモをSNSにアップされるなんていうのがもう隙だらけ。
これが顧客の暗証番号だったりした際には経済的な実害があったろう。
最終的には己の身にも災いとなる。