直近ではレオパ●スの建築基準法違反物件による訴訟問題が記憶に新しいと思います。
レオパレ〇伝説と呼ばれる、プライバシーのかけらもない部屋で隣人同士の騒音トラブルが絶えない。
・隣の部屋の携帯電話が聞こえる
・チャイムを押したら、全部屋から住人が出てくる(いやマジか?)
2020年コロナ禍によって、自粛生活による巣ごもりが増え
騒音問題が多発していると耳にしました。
騒音に耐えかねた年配の方が隣人の若者達をナイフで刺す!!
そんな事件もありました。
今回はそんな騒音問題について、
そもそも普通の生活音が筒抜けであること自体が問題なのでは?という
昨今増えている建築物について、また内見時の備忘録として書いてみました。
チェック項目は以下の通りです。
- 鉄筋コンクリート > 軽量RC鉄筋 ≒ 木造
- 界壁、界床の内部充填材の確認
- ゴミ捨て場のゴミの捨てられ方で住民の民度を確認
- ネットの掲示板サイトなどで口コミチェック
鉄筋コンクリート > 軽量RC鉄筋 ≒ 木造
鉄筋コンクリート(鉄筋コンクリート造[SRC])
・メリット
⇒ 気密性、遮音性、耐火性能、耐震性能が高い
・デメリット
⇒ 熱伝導率が高く外気温に左右される、床が痛い、経年劣化が目立つ
軽量RC鉄筋
・メリット
⇒ 気密性、耐火性能、耐震性能が高い。鉄筋より安価
・デメリット
⇒ 木造に比べ遮音性が高いものの聞こえないわけではない。経年劣化が目立つ
木造
・メリット
⇒ 立地が良く、賃貸料も比較的安価。建設や改修工事も鉄筋に比べ早く済む。
・デメリット
⇒ 騒音問題が起こりやすい(遮音性)、火災に弱い(熱伝導性)
界壁、界床の内部充填材の確認
界壁の厚さが10cm以上で、その内部に厚さ2.5cm以上のグラスウール(20k以上)
またはロックウール(40k以上)を張ったもの。さらに、界壁の両側を厚さが1.2cm以上の石こうボードを2枚以上で覆ったものなど
⇒ 建設省告示1827号の第2の2
法30条の政令で定める技術的基準は、振動数の音に対する透過損失を以下に掲げる数値以上とする。
・振動数:125Hz(低音)の透過損失は28dB
・振動数:500Hz(中音)の透過損失は40dB
・振動数:2000Hz(高音)の透過損失は50dB
⇒ 建築基準法施行令第22条の3
スマフォアプリでdb測定器やレコーダーをダウンロードしておき計測してみるのもいい。
ゴミ捨て場のゴミの捨てられ方で住民の民度を確認
気に入った物件があったら、ゴミの収集日を確認し、内見を複数回組んでもらうこと。
ゴミの捨てられ方で住民の民度がわかります。
分別してないは論外。袋を閉じてないのも論外。
またゴミの収集場所が雨ざらしになっていたり、だれでも開けられるようになっている場合も危険です。
そもそもの問題として、オートロックに監視カメラ
直近の賃貸物件は高セキュリティーです。
しかしそれは裏返せば問題が多発していることに他ありません。
例えば、
上の階や隣の階に住んでいるのが、気心の知れた友人や家族であれば
騒音問題などに発展するでしょうか?
要は誰だかわからないような人が、物音を立て
それに恐怖するから騒音問題に発展するのです。
物件選びはその建築物ももちろんのこと
どういう人が住んでいて、過去にどんなトラブルがあったのか?
聞ける限りのことを不動産管理会社の人に相談すべきです。