社長に必要な3つの条件

今回は、人生の先輩から教えていただいた学びを共有致します。
その先輩は仕事を通して、第一線で活躍される各企業のいろんな経営者にお会いする機会が多く
その出会いから様々な学びを通して、この3つの条件があると教えて頂きました。

決して思いつきや憶測ではない、百選練磨の人々から学んだ定石です。
私個人としての備忘録のためにも
本記事に起こしました。

では早速、
その3つの条件とは
活字を読むことがめんどくさい方に向け手っ取り早く結論を書きます。

必須条件1:逃げない事
必須条件2:アイデアマンであること
必須条件3:営業力があること

この3つです。
これがかけていると
枯れた土壌から作物が実らないのと同義です。

それでは
お暇があるならひとつひとつ見ていきましょう。

逃げない事

この「逃げない事」
これが、なかなかどうして一番厳しいのかもしれません。
社長とは(wiki)、ようは社内の最高責任者です。
しつこいようですが
最高責任者です。

会社員を経験されている方なら、共感していただけると思いますが、
仕事上、何か問題があった時責任を回避するための
処置ないし手段を
必ずと言っていいほど行うはずです。

売り上げの不正計上
虚偽の報告
他人への責任転嫁

人は弱い生き物です。

誰もが織田信長や豊臣秀吉のように振る舞えるわけではありません。
(少し極端ですが。)


どんな状況でも、人は自分を正当化します。
それは老若男女問わずです。
例外はありません。
それが、動物としての本能だからです。

嘘だと思う方がいたら

過激で厳しいようですが

あなたは他人からの好意に、何も感じず
恩を仇で返す人間だと自覚して下さい。
必要ないからと人を殺める、殺人者と大差ないのかもしれません。

話は戻りますが
ここで社長と社員で考えてみましょう。

はっきり言ってしまえば

社員は、責任から逃げられます。

ですが

社長は、責任から逃げられません。

社員だって責任放棄できないだろ!
ごもっとも。

ですが、言い方を悪くしてしまえば

社員一人が責任放棄しても、
ある程度の方に、迷惑がかかるだけ●●です。

社長が責任放棄して逃げてしまえば
その社員全員が路頭に迷います。

追ってる重責が違います。

どんな素養や才能があっても、
心が弱い人は
たぶんその重責に早々と潰れてしまうのかもしれません。
(自身としては胸が痛いですが)

この「逃げない」ということは
前提かつ必須条件にあります。

営業力があること

次に営業力です。
これは、よく言われることですが
社長が社内一の営業力を持っている会社というのは
得てして
ワンマン

などと言われますが
それは大きな間違いです。

社長が営業力、ないし技術力を保持している会社というのは
その下にいる部下がサボれないのです。

かの有名な本田技研創始者 本田宗一郎(wiki)は、社内一の技術力を持っていたと言われています。

壮大な夢を実現させた、大きな●●●会社だけでなく
縁の下の力持ちで支えている小さな●●●会社も変わりません。

業績を上げ続け、活力のある企業というのは
社長自身が営業力や技術力を持っています。

それは、よく言われる数字に強い事というのも
前提にあるのでしょう。

このように社長は社内の働きものである必要があります。

もちろん後継者選びという大事なタスクもあり
自身がいなくても回る仕組みを確立するのは大事なことかもしれませんが、
働き盛りの世代であれば働き者である必要があります。

余談ですが、
世襲や一発成り上がり社長と言うのは
高級な派手目のサイドバッグや時計を持ち、銀座や六本木などの歓楽街に惜しげく通い
社員の給料そっちのけで、ボトルキープたくさんなどの事例が山ほど●●●あるそうです。

信じられないようなホントの話。

アイデアマンであること

最後の条件は少し変わっていますが、
この「アイデア」を出すという事は、現在のビジネスには特に
足枷にもテコにも成りえることです。

流行り廃りの激しい、現在の市場活動の中で生き残っていくには
よほどの老舗技術や職人技術が無い限り
世の中のトレンドをいちはやく掴み、もしくは先取り
ビジネスとして形にしていく必要があります。

そのためには社長自らも、時代のトレンドの情報収集をしなければ
時代において行かれるのは言うまでもありません。

また社員に任せっきりで、発言力を失ってしまえば
会社としての方向性も失います。


戦う目標が見えていない武将に付いていく兵士はいませんし
戦略の無い戦に参加するほど兵士も従順ではありません。

3つの条件からは少し逸れますが
大成した経営者には、必ず優秀な右腕(参謀)と言われる方が
歴史上存在しています。

例えば上述した本田宗一郎の右腕藤沢武夫(wiki)などが挙げられます。

ここでは記載しませんが
興味があれば調べてみることをお勧めします。

以上、3つの条件でした。
いかがだったでしょうか?

逆に上記3つの条件がそろっていれば
パッパラパーでも構わないのです。
(※注:教えていただいた話ですので、尾ひれ背びれ付いているとは思いますが
社長というのは、いい意味で少し変わった方が多いと聞きます。)

最後に、、、、

本記事は一方的に言い聞かせる姿勢で書いたつもりはありません。
ましてやそんな資格もありません。
賛否両論あるのが思想です。
この記事で何か一つでも気づきを得たりして頂けたら
お時間割いて読んで頂いた方へ
少しでもお役に立てたのだと思い嬉しい限りです。
稚拙で煩雑な文章、読んで頂きありがとうございました!


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