問題は問題にしなければ問題にはならない

あらゆる違法行為には

問題は問題にしなければ問題にはならない

こういった意思概念が根底にあるのだと思います。

今回はこうしたバレなきゃいい!という問題について
ざっくり記載してみたいと思います。
※「おまけ」に危険なサイトか判断する1つの方法として、2つのWebツールをご紹介します。

なぜ違法行為はなくならないのか?

ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は共産主義者ではなかったから

社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった
私は社会民主主義ではなかったから

彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は労働組合員ではなかったから

そして、彼らが私を攻撃したとき
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった

「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」マルティン・ニーメラー(ドイツ)

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バレなきゃいい!違法行為(≒隠得行為)は、驚くほど多くの業界で
日常茶飯事で行われています。

メディアに出てくることはそのほんっのごく一部です。

例えば、
①学校で蔓延るいじめ
②会社でのセクハラ・パワハラといった各種ハラスメント
③ブラック労働による傷害・過労死
④非正規社員の二重・三重派遣による人身売買(表向きコンサルタントやSES)などは
あげればキリがありません。

ここで上の④非正規社員の二重・三重派遣による人身売買(表向きコンサルタントやSES)などは
表だってあまり報道されません。

Q.どうしてか?

簡単です。

A.需要がある(それを必要とする法人 or 個人がいる)からです

つまり 「需要」と「供給」が成り立っているからです。

例えば①~③のような明らかな●●●●「犯罪行為」は
問題にされれば、問題として取り上げられやすいのです。

が、、

問題にされなければ、問題として取り上げてもらえません。

例えば「殺人」といった内容は絶対に起こしてはならない犯罪行為です。

目をそむけたくなるような事件もあります。
最近行われた事件で「やってみたかった」などという発言は、正常な心理状態ではありません。
第三者の診断が必要です。

殺人に限らず、明らかな●●●●「犯罪行為」というのは
当事者間で合意がされていません。

明らかな●●●● とは ほうっておけない●●●●●●●●「問題」なのです。

例えば直近では動画配信サイトの「FC2」の運営会社社長が逮捕されました。

逮捕内容は「公然わいせつ容疑」です。

これは成人向けの「無修正動画」のインターネット配信によるものと考えられます。

ご存じない方もいらっしゃいますが

日本は刑法第175条(わいせつ物頒布等)によって「わいせつ物」を頒布できないことになっており、
名目上はわいせつ作品は流通していないことになっています。
モザイクをかけた作品も「法的にはわいせつ物ではない」とされます。
モザイクは日本ビデオ倫理協会などによる自主規制であり過去の判例によれば刑法上の規制対象となるのは、
徒に性欲を興奮または刺激せしめ、かつ普通人の正常な性的羞恥心を害し、善良な性的同義観念に反するものであると定められています。

また無修正が禁止されてない、アメリカの州などにサーバーを置いても
日本で運営していれば違法です。

今回の逮捕は見せしめの部分も強いですが、膨大な金額の経済効果もあり
無視できなかったのでしょう。
▼ 逮捕者続出! FC2で月100万稼ぐ女性はなぜ動画配信を始めたのか?の特集記事が載っています。
[amazonjs asin=”B00XBXS9L0″ locale=”JP” title=”週プレ No.21 5/25 号 雑誌”]

他にも、著作権を明らかに侵害した「無料アニメ動画」などというサイトで
インターネットを介して配信している方もいらっしゃいますが、いつテコ入れがはいってもおかしくありません。

問題は問題にならない限り問題ではありません。
が、
問題になった途端、蓄積した分「大問題」になるケースがほとんどです。

おまけ

最後に、この記事をお読み下さった方に役立つWebツールを2つご紹介します。
ご存じない方がいらっしゃればぜひ使ってみて下さい。

Googleセーフブラウジング診断

Googleが提供するセーフブラウジング診断サービスです。
http://www.google.com/safebrowsing/diagnostic?site=

本サイトの検査を行う場合を例にすると、赤字部分のように該当サイトのURLを入力します。
http://www.google.com/safebrowsing/diagnostic?site=https://lifeisfun.xyz/

検査結果は下画像の通りです。

クリックで拡大
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このように現時点では安全なサイトであることが確認できます。

SEOチェキ

こちらはSEO対策などで使用される有名なツールです。
http://seocheki.net/

確認したいサイトのURLを入力すると
そのサイト概要から「ホスト情報」「発リンク・被リンク数」「index数」「ソーシャル共有数」などが確認できます。